A&Vで有名な「チョウの檻」のチョウさんに「Quark師匠」と呼ばれるQuark様。
AVルームにはB&W800DやSONY G90など、厳選されたハイエンド機器が並びます。
AV専用分電盤を設け、ハイエンド機器に相応しい電源環境を構築されました。
今回の工事に至った経緯ですが、6月中旬にお願いした仮設実験が発端です。
拙宅はマンションの1室です。
屋内配線は、プリアンプ、パワーアンプ、プロジェクタは、それぞれ専用配線&ブレーカですが、それ以外の前段機器群は、リビングの壁コンセントに接続されてました。
仮設実験は、プロジェクタ専用配線と前段機器が対象でした。
詳しくは、実験に同席していただいた
チョウさんのブログに詳しく書かれてます(私の駄耳の評価より感度・信頼度とも上です)。
私の耳には、前段機器を仮設配線に接続したときの音の自然さ、素っ気無さが印象的でしたが、
即刻本格工事を依頼するまでには至りませんでした。
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その後、スピーカ入替えの暴挙にともない高域が若干強調感がでるなど、新品スピーカを導入した際にありがちの困惑に見舞われておりました。 工事の概要は、専用コンセント+ブレーカを4個増設していただくことと、既設専用配線をVVRケーブルで再敷設していただくことでした。 |
工事後の電源系統は以下のようになります(各々に専用配線+ブレーカです)。
感想ですが、一言で言えばとても満足しております。
私の好きなのは、素直、素っ気無い、肩肘張らない等のキーワードで表されるような音であり、所謂ハイファイ調や立派な音はちょっと勘弁なのです。
また、高さや奥行きといった空間表現も重視しています。
好んで聴く音楽がクラシック、ジャズ、フォーク、落語と様々のジャンルのライブ録音ものということも私の嗜好に影響していると思われます。
以前のスピーカは、横幅が狭くかつシンプルな仮想同軸2ウェイであり、空間表現が結構良かったのです。
新しいスピーカは、その点に若干の不満がありました。
また、音が立派過ぎるなあとの感想も持っていました。
仮設実験のときに、上記のような私の好きな方向に変化したので、今回も大いに期待していました。
結果ですが、当日から翌日にかけては、音がキツイ! ちょっとあせりましたが、1週間ぐらい経過すると不満だった点は解消し、とても素っ気無い音に変化してくれてます。
工事の数日前にベルテックのSPケーブルをバイワイヤ化したり、いくつかの機器にベルテック電源ケーブルを導入したので、様々な部分のエージングが同時進行していますが、
1ヶ月が経過して、歪が大幅に低下し、実にリラックスして聞けるようになりました。
まさに私好みの『普通の音』が実現できて大変感謝しております。
ありがとうございました。
P.S. 先日、ベルテックさん、チョウさん、某氏が効果を確かめにこられました。
御3人とも工事前の音を熟知されてる方々でしたが、大変好評で、電源はやっぱり基本やな、というのか結論でした。